事故の例:勝手口ドアのハンドルが外れ、後方に転倒し腰を強打した

なぜ事故が起こったのか?

寒い朝、主婦がゴミ出しを終えて、勝手口から台所に戻る際、ドアを開けようとハンドルを勢いよく引いた時にハンドルが突然外れた。主婦はその反動でバランスを崩し後方に転倒、コンクリートの通路に腰を強打した。
主婦は、以前より勝手口のドアハンドルがグラグラしていると感じれいてた。

事故にあわないためには!
ドアのハンドルや丁番がグラグラする、錠がかかりにくくなった、またはかからないなどの場合には、ハンドルや丁番を取付けているねじのゆるみ、錠が壊れているなどのおそれがあります。また、開閉時にドア(特に浴室ドアなど取外しのできるもの)がガタガタしたり、枠に擦れたりする場合は、正しく取りついていない、部品が破損しているなどのおそれがあります。そのまま使用されますと、ハンドルやドアが外れたり、動かなくなったり、錠がかかりっぱなしになったりするなどし、けがや閉じ込め(※)につながるおそれがあります。
※屋外用(玄関や勝手口やバルコニーに出るドアなど)では閉め出し、屋内用(トイレや浴室に入るドアなど)では閉じ込め
【ご注意のポイント】
・ドアのハンドル丁番は、長年の使用により取付けねじがゆるみ、グラグラする場合があります。グラグラしないか、ねじのゆるみがないか、また、錠にも異常がないかなど、定期的に点検してください。
・ねじを締めるときは、ねじに合ったドライバーなどの工具を使い、しっかりと絞めてください。なお、電動ドライバーの使用は控え、ねじの締め過ぎには注意してください。
・グラつきがねじの締め直しで解消されない、錠に異常があるなどの場合は、建築会社様、工務店様、管理人様(管理会社様)